2007/10/08

自分の小さな「箱」から脱出する方法

「自分の小さな「箱」から脱出する方法」という本を読んだ。私は、そもそも人見知りな性格で人との会話は得意ではない。そう見えない、と言われることも多いが、やや無理をしているのかも知れない。ここだけの話。

この本は、極めて論理的だ。例えば、自分の息子が万引きを働く。親は当然叱りつける。しかし怒られた息子は、彼なりの理由を見つけ出し、自己を正当化する。例えば、自分は何も買ってもらえない哀れな子だ、だから盗んだんだ、と。この守りに入った状態を「箱」と定義している。もちろん、親の言い分も正しい、けれども息子も正しい(仕方ないこと)と思っている。話は平行線を辿り、結局は悪い方向へ転がってしまう。その時、実は叱っている方も「箱」に入っているのではないか? この本ではそう定義し、論理的に解説していく。

この本では中途入社したある社員が、上司からの「箱」についての説明に対し、読者目線で反論を繰り返しながら、理解を深めていく。やや遠回し感があるが、これは基本的に自分で理解しないと意味がない。この本で具体的行動(すべき)を挙げているわけではないのだ。

私自身、会話が挑戦的になってしまうことが多々ある。これは明らかに自分を守るための他者への攻撃だ。負け犬の遠吠えに等しい。会話のポイントはいかに相手を痛めつけるか、ではない。理解させるか。懐に入っていけるか。相手も自分が正しいと思っている。どう説得するか。ここは試行錯誤だ。相手を人間と思う、かどうかとも書いてある。

この辺りは続巻「2日で人生が変わる「箱」の法則」にも掲載されている。合わせて読むといいかも知れない。