2004/10/06

抜歯。

地獄のような絵図を緩和すべく、会社最寄りで比較的評判の良い歯医者を選んで出掛ける。しかし、久しぶりに歯医者へやってきたものだ。おそらく10年以上は来ていない。院内に入るとアロマテラピーの香り、スリッパも含めて全て除菌・滅菌されている。スタッフも担当医も女性だった。さて肝心の虫歯は長期に渡って放置していたわけで、予想通り「親知らず」を抜きましょうということになった。まずはレントゲン撮影、その後診療台へ戻れば、目の前のモニタに自分のレントゲン写真が映し出される。善し悪しは正直分からないが、親知らずには確かに黒っぽい部分が多かった。これが虫歯らしい。
麻酔を打つ。これが痛かったりもするのだが、むしろその後が地獄だった。麻酔が効いて何となく変な感覚のまま、何やらいろいろな器具で歯を引っ張る。心地は良くない。目をつむっていたので詳しい状況は分からず、ましてや口の中、今何どんな感じですか?と聞こうにも口は作業中だ。一度は取れたものの根っこが残っていたらしい。様々な試行錯誤を重ねるうちにこちらも疲れてきた。初めての親知らず抜歯の緊張状態で力が入っていたのだが、いつ抜けるとも分からない現場の雰囲気についに「諦めの境地」へ辿り着いた。冷静になってくると圧力から感じる痛みが現れてくる。口が裂けそうになるほど器具を差し込まれ、押さえつけられ、力が加えられる。支点となったのは唇で、後に腫れ上がった。
そして終焉、チクリとした痛みとともにスッと抜けた。血はさほど出なかった、洗浄され止血して終了。抜いた歯は真っ黒かつボロボロで、例えるならば焦げたポップコーンのようだった。痛み止めと化膿止めの薬が出される。さらには腫れた唇用の塗り薬も処方された。その後、精神的な疲労感はあったが、特に痛むこともなく何となく違和感がある程度で経過は順調。